高温多湿という日本の気候風土。さらに下地材や断熱材などの新建材の普及で住まいの密閉度が高まり、小屋裏は結露が起こりやすくなっています。また、その結露が原因で、カビやダニが発生しやすい状況を作っています。住宅の耐久性を考えるうえで、小屋裏の換気は重要です。
冬場は結露!
温かい空気は上へ上へと昇っていきます。冬の夜、小屋裏に溜まった温かい空気は、屋根をはさんで冷たい空気とふれ、小屋裏に結露を発生させます。この結露はカビを発生させる原因にもなり、また、構造材を腐らす原因にもなります。最近の住宅では、換気棟を取り付けて、小屋裏の換気を十分にとっていると思いますが、そうでない場合・・・。
もし、屋根材を葺き替えるのなら、業者に相談をしてみてください。
夏の小屋裏は50℃以上の高温に!
快適性をアップさせるためにも小屋裏の換気は重要です。屋根や外壁は常に太陽光で熱せられており、熱気をスムーズに排出しなければ、夏場の小屋裏は50℃以上もの高温になってしまいます。天井裏にこもった熱気は、輻射熱として室内の温度を上昇させ、冷房効果を低下させます。天井裏を換気すると天井裏構造材にたまる蓄熱が低くおさえられ、特に日没後の冷房効率がアップします。冷房の過剰使用を減らし家族の健康にも、電気代の節約にも役立ちます。
地球にもやさしくなれます。