凍害・塩害・酸性雨

凍害

 冬季、瓦の内部に侵入した水分が凍って膨張し、瓦の内部を徐々に破壊していきます。冬になれば、九州や四国でも凍害が発生しています。

塩害

 潮風等によって瓦の内部に侵入した塩分が結晶化、膨張し瓦の内部を徐々に破壊していきます。日本は島国。離島はもちろん、日本各地の沿岸地域で塩害が発生しています。

酸性雨

 トマトジュースやオレンジジュース並の酸を含む汚れた雨を酸性雨といい、近年日本の森林や田畑、ビルや橋などの建造物、住宅の屋根にも変色などの被害がでています。

 銅板に穴があくのも、酸性雨の影響です。こちらをご覧ください。

尺貫法

瓦業界では、長さを尺貫法で計ります。

1尺 30.3cm

1寸 30.3mm 1尺の1/10の寸法

1分 3.03mm 1寸の1/10の寸法

 

この業界に入った時、すごく戸惑いました。業界によって、使用する単位がまったく違います。

車業界はmmです。一般的にはcmが主流だと思いますが・・・。

9cm ・・・ 車業界では90mm。瓦業界では3寸になります。

ルーフィング(下地材)

瓦を施工したら見えませんが、野路板(屋根板)の上には必ず下地材を敷きこみます。

防水、防湿はもとより、瓦の隙間から入るホコリ(防塵用)としても、建物を保護します。

アスファルトルーフィングが一般的でしたが、最近は、平板瓦の普及に伴い、ゴムアスファルトルーフィングが主流となっています。

 

弊社では、ひとつ上の素材。高分子樹脂ルーフィングを採用しています。

15年以上使用していますが、クレームは皆無に等しいです。

今後は、遮熱ルーフィングの採用を考えております。実際に、何件か施工させて頂き、夏場の暑さについて、お話を伺ったところ、日中、室内はさほど暑くならないとのことでした。

遮熱ルーフィング

本来は、遮熱効果の高いルーフィングで、略して遮熱ルーフィングと呼んでいます。

 

この遮熱ルーフィングですが、通常の下地材にアルミ箔が張り付けられものとアルミが蒸着されたものがあります。

 

ところで、遮熱って何?

 

まず、熱の伝わり方から、説明いたします。昔、理科でならったことを思いだしてください。

熱の伝わり方は3種類 

  1.伝導熱(握手したら、相手の手の温もりが伝わってきますよね。)

  2.対流熱(ドライヤーを思い浮かべてください。風により熱が伝わってきます。)

  3.輻射熱(太陽からの光のように、波によって伝わる熱です。)

 

太陽からの波には、

  1.可視光線(目で感じることのできる波長の波)

  2.紫外線(可視光線より波長の短い波、殺菌効果があります。

         夏の日焼けも紫外線によるものです。)

  3.赤外線(可視光線より波長の長い波、温室効果があります。

         遠赤外線ヒーターとかありますよね。)

  4.その他の波(X線等)

 

アルミはこれらの波を反射致します。

すなわち、太陽からの熱線(赤外線領域の波) 輻射熱を反射するのです。

 

えっ本当?と思われる方は、自分の携帯をアルミ箔で包み、その携帯電話に電話をかけてみてください。つながらない筈です。電波を反射するのですから・・・。

 

アルミが波をはじく = 輻射熱(熱線)を反射する = 熱を遮断する

ことになるわけです。

それで 遮熱! ということです。

 

熱を遮断するのですから、小屋裏の温度上昇が軽減され、

夏場、冷房の効きもよくなるのです。 ECO