先日、お付き合いのある建築会社様から、
「増改築している現場の屋根の点検をしてもらいたのだけれど・・・。」
と、お電話があり、地図をもらいに、先方の事務所に行きました。
「なんか、瓦が1枚ないと、足場屋さんが言ってたみたいだけど・・・」
「瓦がなかったら、雨漏りしているはずですよね。」
「2階は漏ってなかったから、間違いだと思うんだけどね・・・。」
「なかったらまずいから、見に行きます。」
と地図をもらい現場に行くと・・・・。
本当に、1枚ないじゃないですか。
幸いにも、壁より外の部分でしたので、室内への被害はありませんでしたが、よろしくありませんよね。急いで瓦を1枚、取りに帰って、取り付けておきました。
その後 2階の屋根から点検です。
瓦は石州瓦ですので、物持ちがいいので、問題ありませんね。
とは言うものの、ヒビの入った瓦が2枚ありましたので、2枚差し替えました。
その他 鬼際の離れが気になります。(下の写真)
雨漏りはしませんが、水が間に侵入しますので、このままでは、鬼を留めている銅線の腐食を促進させてしまいます。コーキングにて隙間を処理し、漆喰にて元のように塗りました。
全部で4か所同様な処置をしました。
隅棟部分の漆喰が剥がれ出しております。
風化もしくは露によるものかと思われます。
漆喰を部分的に塗って処置しました。
棟部の銅線が気になりましたが、まだ、切れ始めてはいませんのでOKかな。
何年か後には、棟の巻きなおしが必要になろうかと思いますが・・・。
雨漏りの心配はなさそうですので、大丈夫です。
このような感じで、報告書を作り、提出しております。
今回は、「点検+悪い個所の軽微な修理」ですので有料となります。
5年〜10年に1度は、屋根の点検をお勧め致します。
2009.11.14.