先週、雨漏りがするというお電話をいただき、雨漏りの調査に行ってきました。
屋根にあがり、さっそく調査。割れている瓦を発見!(右の写真)
瓦は「フレンチ」と呼ばれている陶器瓦で、30年位前のものです。現在の平板瓦の先駆けとなるもので、平板瓦=F形の「F」は、フラットのFではなく、フレンチのFとも言われています。
現在は、この瓦は製造されてなく、同じものはありません。
破損瓦は3枚、幸いにも、3枚の予備瓦があり、早速、瓦の差し替えを。
ベキッ!やってしまった 4枚目!
歩いている途中にヒビの入った瓦を踏んでしまい、割れてしまいました。取りあえず、コーキングにて処理をし、【古瓦倉庫】さんへ電話を・・・。
今週の月曜日に、偶然にも、入荷予定とのこと。
って言えば聞こえはいいのですが、たまたま、同じ瓦を使用した屋根をリフォームするということでした。
なんという幸運!「何枚かとっておいてください。」と、無理をお願いし、取っておいてもらいました。
屋根の上では見ることができますが、偶然にも、リフォームがないと、手に入らない瓦となった「フレンチ」。幻の一品とも言えるのでないのでしょうか。
最近、流行の洋瓦は、互換性がまったくありません。20年〜30年後に同じ瓦を求められたとき、はたしてあるのかは?です。
厳しい時代ですので、ここ数年で、瓦メーカーもや4〜5は少なくなってきております。やはり、そのメーカーの瓦は、既にないということになります。
互換性を考えると、和型が一番なのではないかと思います。規格があえば、他のメーカーの瓦でも合いますので・・・。
しかし、洋瓦が多いのは何故なのでしょうかね。
2009.12.23.